Entries from 2008-11-01 to 1 month

露光

岸辺に充填されるはずであった夜からもはぐれて きみは 銀波の行く末を案 じることにも倦み疲れ テトラポットのなかで窒息した柔らかい書物に手をの ばす 月のひかりの届くことはなく にがい螺旋をくだりはじめ (血、のしたを流れるましろい河川 水の流れ …