(モウ、充分ダッタ。) 密通する風たちの うめき声をすべからく 黙殺する ―――「頭、痛うわいや」 「それ」 「眠たいわいや」 「それ」 「煙草とか吸いたない、いっちゃんの理由」 「それ」 詩とか書きたない、いっちゃんの理由 (荒レテイル、外。) 知らな…
現在、高知のほうへ長期出張中なのですが、空いた時間や移動中に「ドキュメンタリー映画の地平―世界を批判的に受けとめるために―」(佐藤真)を読み直しています。下巻、第6章にて、大島渚とロバート・クレーマーの作品論、作家論が扱われており、そのなかに…
ふかぶかとした 背骨がふたつ 真昼の救済を 目論んで寝そべる 公開された軒先に 集う白い光の またしても左眼のうえで燃え、盛り アシタバはこの 夏を待たずに枯れ果てていった 残された校庭には 野犬たちの濡れた唇がある 「白過ぎた。あまりに・・ だから…
まったく知らない人間 まったく好きになれそうにない彼のために ここに椅子を用意する (「問題はあとひとつだ」福間健二) なに部やったっけ テニス部 ああ、てにぶか 大野さん病んでんねんて なんでなんで うち、小学校のときちょっと友達やったのに 学校…
わたしたちは、大木裕之の掲げた「ネオハイブリッド宣言」というそれ自体「キメラ」的な放言に、侵されていくことになるだろう。 * 武蔵小金井アートランドに於いて、にわかに現出した時空間は、大木の云う「21世紀の思想哲学」をあくまで「先取り」して…
大木裕之プレゼンツ「たまたま8」ネオハイブリッド宣言 0(ゼロ)とSPICE フィクション4 六日目の記録として、備忘録的に。 佐藤零郎さんの映画「長居青春酔夢歌」は、昨年神戸映画資料館で観ていたが、二度目にみて、少し離れた位置から観ることが出来た…
「眼底で 悴んだ指の さき の震え、 鳴っ ている音。 から発光したので す」 *岬へ! その 途上にて オチ 窪んだ岩石 に潜在する ワシュロ の観念のうえ さかしまに なぞられ/た内海 * (灯台守 の書き、留めた 三通の封書 から の転落) *数本の指のあ…
どれほどNujabesから、勇気をもらったか。 通勤中、イアフォンでずっと爆音で聴いていた。
『溝口ノート(仮)』 0 白い装束を纏った溝口さんが暗い林のなかでパイプ椅子に座って昼寝していた。彼女はかすかに差し込んでくる薄い陽光のうち必要なものとそうでないものを弁別していく作業のまっただ中にいたはずなのに、暢気に眠りこけていて一体大…
http://tamatamalive.blogspot.com/ 個人的には、大橋可也&ダンサーズ、梅津庸一さん、悠鵜飼さん、多田正美さん、m2cさん、松井茂さん、石田尚志さん、川染善弘さんの作品を観れる(聴ける)のが楽しみです。また、主催者である大木裕之の一連の作品は云う…
山本拓 「ムシ・トシ(テ)・イキルタメニ」 コウグチリナ 「贅肉を舐めたら溶ける、そんなことがあるものか」 鈴木亜依 「八月の砂糖菓子」 藤本哲明 「終息」 大野深司 「ファイアー」 第9回文学フリマ出展 http://bunfree.net/
先日のオークス、云いたいことは山程ある。が一言で云えば、ブエナビスタが同世代の牝馬に千年縛りをかけた そのためのレースだったと思う。 特にあれだけ自分のレース展開を行った末、何もかも計算づくであったかのようにひたりと差された レッドディザイア…
tremble,tremble,tremble
岸辺に充填されるはずであった夜からもはぐれて きみは 銀波の行く末を案 じることにも倦み疲れ テトラポットのなかで窒息した柔らかい書物に手をの ばす 月のひかりの届くことはなく にがい螺旋をくだりはじめ (血、のしたを流れるましろい河川 水の流れ …
渋い!!!!!!
(ちいさい)秋 その1 (ちいさい)秋 その2
melodious
言語とはなにか、について考えてみると、一旦はソシュール主義者の定式化した「言語とは差異の体系である」ということについて考えてみなくてはならない。記号表現(シニフィアン)と記号内容(シニフィエ)。両者のむすびつきが、本質的なものではなく、恣…
かっこよす!!!!!!
さいごの夏
神戸新聞杯の日だった。わたしは意を決して家から、後楽園まで歩いていった。菊花賞のトライアルである神戸新聞杯を後楽園ウインズで見届けるために。今回の見所はいうまでもなく 「ダービーで活躍した馬vs夏競馬で実績をあげた馬」 であった。これは換言す…
曇天/初秋
a kind of strong,,